～ 教育的ニーズに応じた教育課程 ～

　高等部では、小・中学部段階で培った基礎的な学習をさらに発展させ、教科学習から自立活動までの幅広い学習内容と、さまざまな進路学習を通して、生徒一人一人に応じた自立と社会参加を目指します。

1. 具体的目標及び具体的方策
   
   (1) 生徒の心身の状態について的確に把握したり、健康や安全に配慮した生活環境の整備を行ったりして、安全・安心な学校づくりに努める。
   (2) 生徒の教育的ニーズを的確に把握し、教育課程の改善やICT機器の活用を図りながら個に応じた適切な指導・支援の実現に努める。
   (3) 生徒一人一人の自立と社会参加に向けて、それぞれの個性や特性及び状態に応じた指導と支援の充実を図る。
   
   
2. 生徒数及び寄宿舎在籍者数
   

   ※令和7年5月1日現在
   学年	男子	女子	計	寄宿舎
   1年	2	4〔訪問1〕	6	2
   2年	4	1	5	1
   3年	2〔訪問1〕	8〔訪問1〕	10	2
   計	8	13	21	5

3. 教育課程
   

   課程		学習する教科等
   Ⅰ課程	準ずる課程 ＜一般の高等学校と同様の教科学習を中心とした授業を行います。＞	国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、芸術（音楽、美術）、外国語（英語）、家庭、情報、商業、道徳、特別活動、自立活動、総合的な探究の時間
   Ⅱ課程	知的障害代替課程A ＜教科学習や各教科等を合わせた作業学習などを行い、実生活や社会参加に必要な知識・技能を身に付ける学習を行います。＞	作業学習、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、職業、家庭、情報、道徳、特別活動、自立活動、総合的な探究の時間
   	知的障害代替課程B ＜教科学習と各教科等を合わせた作業学習などを行い、日常生活を充実させるために必要な知識・技能を身に付ける学習を行います。＞	作業学習、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、職業、家庭、道徳、特別活動、自立活動、総合的な探究の時間
   Ⅲ課程	自立活動を主とした課程 ＜生徒個々の障害に対応し、自立活動を主とした学習を行い、健康の維持と自分の意思や感情を表出する力を育てる力を学習します。＞	生活単元学習、音楽、美術、保健体育、特別活動、自立活動、総合的な探究の時間
   訪問教育	教師がご家庭に訪問し、自立活動を主体とした授業を行います。	自立活動 ＊週3回、1回2時間の授業

4. 進路学習
   ◇進路体験実習　～一人一人の未来の姿をイメージして社会参加を目指す～
   　全生徒を対象に進路学習の一環として、第Ⅰ期（６月）と、第Ⅱ期（10月）に2週間ずつ実施します。実習体験を通して、自己の適性や将来設計について考えます。校内実習は、模擬的に企業や障害者支援施設の環境を設定しています。活動内容としては、企業と連携しオンラインで事務処理を行ったり、ものづくり活動をしたり、リサイクル活動を行ったりしています。校外実習は、企業等で事務補助やパック詰め等に取り組んだり、障害者支援施設で袋詰め作業や部品の組み立て、創作活動等に取り組んだりします。

   　進路体験実習実施後は、保護者の方々や中学部生の参加を得て報告会を行い、各自の成果を報告します。

5. 主な学部行事（学部学習）
   

   行事名	対象	時期	内容等
   修学旅行	3年生	5/22（木）～5/23（金）	1泊2日　東京方面
   第Ⅰ期進路体験実習	全学年	6/16（月）～6/27（金）	校内実習及び校外実習
   1年遠足	1年生	9/12（金）	筑西方面
   文化祭	全校	10/11（土）
   第Ⅱ期進路体験実習	全学年	10/20（月）～10/31（金）	校内実習及び校外実習
   2年遠足	2年生	11/7（金）	かすみがうら方面
   卒業生を送る会	全学年	2月中旬予定	卒業生を送る会

6. 進路状況（訪問教育を含む）
   

   進路先　＼　年度			令和2	令和3	令和4	令和5	令和6
   進学			0	0	0	0	0
   就職			0	1	1	1	2
   地域活動センター等			0	1	1	0	0
   障害福祉サービス利用 （生活介護、就労移行等）			5	11	11	4	1
   在宅、その他			1	2	0	0	0
   計			6	15	13	5	3